蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

うつ病だけど働いている僕は障害年金をもらえるか? その10(終)

akinosora.hatenablog.jp

 

 お久しぶりです。ほぼ三か月ぶりにこのお話。

 タイトルでわかりますよね。ごく親しい人たちにはお伝えしていたのですが、三月八日付で障害年金を受給することが決定しました。この知らせは三月十六日に届いていました。そして本日、「過去遡及分を含めたお金が四月に振り込まれる」という旨の年金支払通知書が届きました。通常なら給付は十五日と決まっているのですが、土日にかかる為、前倒しになり十三日(金)になる……筈。

 はっきりとは言っていませんでしたが、ほうぼうに借金をしておりましたので、それをまず返済します。それが済んだら旅に出ます。ゴールデン・ウィークは労働がありますので、終わったら、西へ東へ北へ南へ、行こうかと。

 僕の場合は、社労士さんの協力もあって、とても幸運に進んだと言えるでしょう。 申請から二か月で承認され、そのひと月後から支給開始。

 これからの暮らしに余裕ができる見通しがついたことですし、精神も安定していくのを願います。

 見守ってきてくださった方々、ありがとうございました。

 

The Society for the Prevention of Cruelty to Long-haired Men

 障害者枠で求人をしているところがあったので、応募する前に念の為、確認の電話をしてみた。「自分は長髪の男性ですが、大丈夫ですか?」と。こんなことを尋ねるのは本来ばかばかしいのだけれども。すると、やっぱり「ダメです」との回答を得た。

 なぜ、女性の長髪を許して、男性の長髪を許さないのか。はっきり言おう。差別だ。だって、合理的な理由が無い。

 接客業だと、「不快に感じるお客様もいるから」なんてもっともらしい理由をぬかすが、古くて狭量な価値観を持った連中(主に年寄り)からメンドーなクレームを避けたいだけだろう?

 とにかく、憤慨している。

 

 今夜の一曲。


David Bowie - Lazarus

ごった煮

 言葉にするのは難しい。なんて、簡単に言ってしまっている。これは、矛盾をはらんだものの適切な言葉のような気もする。しかし、そもそも本当に適切に表現できる言葉などあるのだろうかとも考えてしまう。

 今日はいつも行くDeity's watchdogでMILK BOYのPAIN CAKE TEEを買った。三月に入ったことだし、余程のものを見つけない限り、長袖はもう買わないと決めている。

 しばらく文鎮になっていたタブレットを積極的に使っていこうと思った。主に電子書籍を読む道具として。「便利」は堕落をもたらすかもしれないが、それ以上に生産性が上がる可能性に期待したい。

 僕の文章。聖書の中の一篇のように読んでもらえたらいいな。それには、大事に読んでほしいという意味もあるけれども、ぱらぱらと、何の気なしに、気負わずに、読んでほしいという意味のほうが強い。僕の読書姿勢を後者に傾けたら、もっと読書量が増やせるだろう。

 

 

 今夜の一曲は、アーバンギャルド「あたしフィクション」


アーバンギャルド - あたしフィクション URBANGARDE - ATASHI FICTION

けものフレンズとBLACK LAGOONと

 ネットもテレ東で3/31まで無料配信されている、「けものフレンズ」を全話見ました。

video.tv-tokyo.co.jp

 実は、一話と最終話しか見たことがありませんでした。今回、これを見て、やさしい気持ちになれました。愛だなあって。

 一方、Amazon Prime Videoで配信されている「BLACK LAGOON」のテレビ放映分全話も見ました。乱暴に言ってしまえば、ヴァイオレンス・アクション。「けものフレンズ」の対極ですね。

 こっちはたしか昔、ニコニコ動画で一話だけ無料配信されていたのを見て、一昨日くらいにPrime Videoのお薦めを眺めていたら見つけて、なんとなく気になっていて、続きを軽い気持ちで見始めたら止まりませんでした。悪人の美学というかなんというか。

 面白いものって、知らないだけでまだまだたくさんあるなあって思い知らされました。

美学

ベンジーは歌った。ガソリンは「匂い」ではなく「香り」だと。

たとえば、僕の目に映る何か。僕には美しかったとしても、貴方の目には汚く映るかもしれない。

そのあたり、脳はどうやって学習して判断するようになっているのだろう。

この赤が、貴方と同じ赤なのか証明できないというお話を、ふと、思い出した。

特に結論めいたものはないけれども、勢いで、連想で、思いつくまま、続けてみる。

僕はいつも、清春さんの作品やライヴに美を感じている。

つい先日発売された『夜、カルメンの詩集』に、その名も「美学」という歌がある。

辞書での意味は知らないが、「損得勘定は無しで、己が信じる美しく、且つ、カッコいいこと」だと勝手に捉えている。

それを貫き通す。なんと難しいことか。僕に残された時間は余りにも、少ない。

 先月の上旬、階下の住人が亡くなった。死因はわからない。別に知りたくない。

 昨日、父方の叔父(つまり父の弟)が亡くなった。がんが進行していたらしい。

 父は幼いころ、これまた幼い妹を亡くしている。産みの母も亡くしている。

 僕の両親共に、その両親を亡くしている。

 身近な人が死ぬ感覚とはどんなものだろう。わからない。わかりたくない。

 でも、わからなくちゃいけないときがきっと来る。

体調不良のお客さんに対して入店を断っていいものか?

 僕は、ブックオフみたいなところで働いています。いろんなお客さんがいらっしゃいます。
 半身が不自由で且つ車椅子を利用されている方に対しては、レジの外まで出てお会計の手助けをします。
 目が不自由な方に対しては、探しているものをお聞きして、探してきます。
 で、今日いらっしゃったのは、体調不良のお客さん。この方は土日になるとよくいらっしゃる方で、普段は意思の疎通がちょっと難しかったり、勝手に傘立てに腰かけたりする、まあ、ハッキリ言って少しメンドーだなと思っていた方です。
 今回はまず、来たとき、別の面識のない親切なお客さんに支えられていました。歩くこともままならない状態だったので、とりあえずキャスター付きの椅子に座っていただきました。
 するうち、少しはよくなったのか、この椅子のまま買い物をしたいとおっしゃって、店長は許可しました。ただ、そのときも体調に関して何度も確認しました。大丈夫ですか、と。これに対して返事がなくて、どうしたものかなあと思っていたわけです。
 長い時間をかけて店内を回っていました。そして、失禁しました。その人はそれについて謝りもせず、意思の疎通ができませんでした。結局、タクシーで帰ってもらいました。
 何かハンデキャップを抱えている方に対してフォローするのは、まったく苦になりません。
 でも、ちょっとメンドーではありますが普段は健康な方が、体調不良とわかっていながら無理して店に来た場合、今回のような事件が起きなくとも入店を拒否してもよいものでしょうか? 

感想:MASSIVE Vol.29

 

MASSIVE (マッシヴ) Vol.29 (シンコー・ミュージックMOOK)

MASSIVE (マッシヴ) Vol.29 (シンコー・ミュージックMOOK)

 

 

 清春さんへのインタビュー記事。
 いつものように曲の解説はなく。だいたいそんなものは要らないですけどね。送り手の意向もあるとは思いますが、僕はあるものをそのまま好きなように受け入れればいいと思っているので。
 僕が清春さんの創りだす音楽に対して抱くのは、共感ではなく共鳴。美しさに心が躍ります。
 やっぱりキーワードは「美学」。これからも徹底的に美学に沿って活動していくと。そんな宣言でもありました。

感想:清春『夜、カルメンの詩集』

 

夜、カルメンの詩集(初回盤)

夜、カルメンの詩集(初回盤)

 

 

 とっかかりやすい「スパニッシュ」というキーワードは僕にとってどうでもよく。
 弦楽器が入っているからか、1stアルバム「poetry」の雰囲気を想起させられました。
 素人の感覚で思うに、複雑なことはやっていないけれども、その分、高度だなあと。音の間を味わえる。勿論、歌詞も抜群にいいです。
 特に好きな曲、Best 3。
3.「美学」

ただ、僕らは弱き美学
虚像の群れから 忘れられたね
さぁ貫くよ 

 直球ですね。
 

2.「赤の永遠」
 これは楽曲の構成が好きです。

 

1.「貴方になって」

どうか思って 僕と出会って 全て変わったって
僕を想って 時が止まって 真実だったって

あの日出会って 生まれ変わって 今のそのままだって
どうか想って この人生が 輝いていたって

あなたに会って あなたになって 今日も想って Ah
あなたへ愛を 在るべき愛を 至らない愛を Ah

 これがライヴで初披露されたときに丁度立ち会って、そのときからこの歌の虜になりました。

 

 聴きながら書いて、涙ぐんでおります。

麻のコート

 前回の日記から三日空いてしまいました。時間があるにもかかわらずサボっていたわけではありません。

 二十四日。一歩も外へ出ず、何も食べずに眠りこけていました。一回二度寝をすると延々と眠ってしまうのです。何度も起きて、何度も夢を見て。

 二十五日。そのせいか絶不調で、体調が回復するまで待たざるをえなかった為遅刻してしまい、労働の終わりに職場の人から叱責され、びくびくしながら帰路に就いたら、電車が動いておらず、一時間半ほど寒いプラットホームのベンチで待って。

 二十六日。僕のような精神障害者はアルバイトすら許されないのか。死んでしまえばいいのか。そんなことを、想い。

 今日。埋め合わせの為、出勤。ずっとお腹の調子が悪く、また、夕方からは眩暈が。思いつめていて、でも、今日は清春さんのニュー・アルバム『夜、カルメンの詩集』が聴けるから頑張ろうって持ちこたえて。帰宅してお風呂に入るまでずっと聴いて、出てからも聴いて。麻のコートを買ったことだし、春まで生きていたいなって。