蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

感想:映画『カメラを止めるな』

 公開当初、とあるラジオパーソナリティさんが「おもしろい」とおっしゃっていて気になり始め、インターネット上でも話題になっていて観たいとは思っていたのですが、わたしは映画館があまり好きではないので、二の足を踏んでいました。それから数か月、ついに先日テレビで放映されたものを観ました。また、録画したものを改めて観ました。

 幸いにも今までネタバレにも出くわさず、キャッチコピーの「“37分ワンシーン・ワンカットで描くノンストップ・ゾンビサバイバル!”……を撮ったヤツらの話」しか事前情報は得ていませんでした。そこは映画館で観た皆さんと同じ状態でしょう。ただ皆さんと違ったのは、各所から絶賛の嵐で期待値が上がるところを、わたしは「皆が皆褒めるものは、実際凄くない。賛否両論あってこそのものだ」を信条としているので、逆に期待値を下げて臨んだところです。

 で、感想です。これ、キャッチコピーでネタバレというかそれが全てで、それ以上でもそれ以下でもない話だな、と。冒頭の37分はこれがあとから効いてくるんでしょって思っていたので、そこはどうこう言いません。それが終わってからとても上手に伏線回収をしていて、感心しました。たぶん、皆さまはそこに爽快感やら面白味を感じたのでしょう。しかし、わたしは、「とにかく上手。でもそれだけ」としか思いませんでした。何と言うか、「お仕事現場の裏事情見せます!」くらいの感じ。上手に作る技術がなければ面白くはできませんが、この作品は技術が高いことだけに留まっている気がします。

 ★二つ。

※ちなみにわたしが一番好きな映画は『Dr. Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb(邦題:博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか)』

(仮)

 五月の文学フリマ東京で出す新作の第一稿が書けました。

 大好きな人のことを想って書いたので、すらすら。三十枚の掌編です。執筆にかけた日数はのべ七日くらい。

 今回は余裕があるので、印刷所に製本をお願いしようと思います。

 その先はまた、詩に取り組んでみるつもりです。

感想:清春「KIYOHARU 25TH ANNIVERSARY YEARS debut days『REPLAY』」 at 名古屋ダイアモンドホール

 新旧の黒夢曲が多数でした。アンコール1で、「MARIA」、「少年」と来たので、「Like A Angel」が来るかなと期待したものの無し。

 そして、最後は「KINGDOM」じゃなくて「BEAMS」。

 清春さんがはけたあと、スクリーンに告知。七月に自叙伝『清春』とカバーアルバム『COVERS』のリリース。収録曲の一部が公開されたものの誰の曲なのかわたしにはわかりませんでした。そのあとで、「忘却の空」のセルフカバーの音源がフルで流れました。劇的な変化はないけれど、今の、最新型の清春さんの歌でした。さらに、東阪ホールライヴがあると。

 待ち遠しい。

二月を振り返って

 今月の労働は、二月は二十八日しかないということで、出勤日数こそ少なかったものの、長時間労働の日が多く、でも、しんどいながらもなんとか気張って乗り越えました。おうみちゃん、えらい。

 この二日間は、やっと二連休で、原稿を一気に進められました。三千字くらい。目下、取り組んでいるのは、五月の文学フリマ東京で出す新作。意図せずして起承転結の形をしています。現在は、「転」のところかな。「結」はもう決まっているので、あとはどう表現するか。

 昨日は久しぶりにお買い物にでかけ、春物の服を買いました。服欲が戻ってきたみたい。

 明日は、さくっと労働した後、その服を着て清春さんのライヴに行きます。楽しみ。

刺青

 十一年前。そう二〇〇八年二月五日に、右胸に蝶を刻んだ。

 都落ちの屈辱を忘れないようにする為。風呂に入る前、洗面所で毎日嫌でも目にする。まさに、臥薪嘗胆である。

 そのおかげでいろんな不自由を手に入れた。しかし、奪われた自由は誰のものにもならない。

 それでいい。そんな矛盾があるから、世界はおもしろい。

 

 

文学フリマ

 第二十八回文学フリマ東京 (2019/5/6)に出店します。お金も振り込んだので、後戻りができません。たぶん。

 書き下ろしの新刊(一万字くらいの掌編)を出します。「夢、現、夢また夢」というようなイメージで、わたしとは切っても切り離せない「夢」にまた取り組みます。

 原稿は半分くらい進みました。三月末までに書き終えて、そのあと推敲しようと思います。

 心配なのは作品ではなく、文学フリマゴールデンウィークの最終日だと言うこと。新幹線、座れるかなあ。

一服

 おそらく大半の人たちは気付いているのに、わたしは気付いていなかったことを今日、教えてもらった。

 人類はどれだけ誕生したのだろう。億じゃすまないだろう? 兆単位? それとも京までいくか?

 とにかく、それだけヒトが存在したならば、自分と同じことに悩み、同じことを考えたヒトがきっといる、と。

 つまり、何を思っても先人がいる。

 ただ。

 表現方法を変えれば、新しいと感じさせることはできる。

 同じ思想でも、例えば、選ぶ言葉を変えれば、新しく輝く。

 さあ、今日から始めよう。