十一年前。そう二〇〇八年二月五日に、右胸に蝶を刻んだ。 都落ちの屈辱を忘れないようにする為。風呂に入る前、洗面所で毎日嫌でも目にする。まさに、臥薪嘗胆である。 そのおかげでいろんな不自由を手に入れた。しかし、奪われた自由は誰のものにもならな…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。