蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

読書

堕ちて行く。

午前九時ごろ起床。頭痛も不安も、無し。時間がなかったので朝ご飯は食べずに出勤。雨。合羽を着て自転車をこぐ。手が冷たかった。逆サービス残業の日。 bunfree.net 5月21日(日)に東京流通センターで開催の、文学フリマ東京36で発売する新刊『心理試験』が…

この世に存在しない。

昨夜はラジオを聴いていたら、いつの間にか眠ってしまった。いつもなら眠るとき用の聞き逃してもいいラジオ(アーカイブ)を聞くのだが、昨日は終わりまで聴いてから眠ろうと思っていたものを布団の中で聴いていたら、不覚にも眠ってしまったのだ。それで、…

貴方に捧ぐ。

頭痛がなく起床するものの、不安に襲われ欠勤。PCの前でTwitterを眺めたり、音楽を聞いたりするくらいしかできず。ChatGPTに尋ねて、お薦めのクラシック音楽を教えてもらって聴いてみたが、ずっと頭がぐんにょりしていて、結局、夕方の午睡を終えるまで治ま…

これから逢えない。

昨日は寝てばかりで、寝ても足りなくて、日付が変わってしまい、漸く午前二時過ぎに就寝。同五時半過ぎに起床。嫌な夢を見て、頭痛。これくらいなら出勤できるかな? と思い、薬を飲み、着替えをして準備も整えたが、遂に頭痛の治まりは午前の仕事に間に合わ…

ひくのを感じ。

午前二時ごろ就寝。同六時過ぎに起床。完全に寝不足。しかし、今日は休日だから問題ない。しかししかし、休日を満足に過ごしたいのなら、しっかり休む準備もすべきとも言える。 私が散歩好きなのはラジオ聴く時間が増えるからなのですが、この歩数実績で万年…

深紅の液体。

午前八時ごろ起床。夢が激しかったせいで頭痛があったが、少ししたら治った。計量すると、昨日と比べてー800gの76.5kgでウキウキ。U-76が視野に入った。今日は土曜日だが、出勤。ただし、一時間のみ。そして、これはサービス残業の逆で、一時間のみだが三時間…

貴方の話。

今朝。酷くはないものの結局頭痛。外に出られそうになかったので、欠勤。悲しい。昼過ぎに回復。 寺山修司全歌集 (講談社学術文庫) 作者:寺山 修司 講談社 Amazon 引き続き、寺山修司。 向日葵は枯れつつ花を捧げおり父の墓標はわれより低し 近頃、一番「生…

小さく聞こえる。

今朝、頭痛は少ししたものの、何とかなる程度のものだったが、それよりも不安感が生じていて、抗不安薬を飲んでも治まらなかったので、欠勤。 寺山修司全歌集 (講談社学術文庫) 作者:寺山 修司 講談社 Amazon 引き続き、寺山修司。相変わらず読むのが遅い。…

紙上の影。

今朝も頭痛で始まったが、痛いながらも我慢できる程度だったので、なんとか出勤できた。今年度、初出勤。 午後は精神科。終わってちょっと離れたところにある薬局までお薬をもらいに行くも、処方箋が無い。そういえば受け取った記憶がないと思い、すぐに電話…

飼い殺しを。

起床は午前十時ごろ。朝ご飯を食べたものの、眠くて眠くて寝てしまって、やっとはっきり目が覚めたのは十四時過ぎだろうか。そこからいつものぼんやり。 寺山修司全歌集 (講談社学術文庫) 作者:寺山 修司 講談社 Amazon 続きを読む。短歌だけではなく、散文…

蜜を舐める。

朝七時前くらいかな。一旦起きたが眠気が酷く、二度寝。正午頃に漸くしっかり目が覚めた。 寺山修司全歌集 (講談社学術文庫) 作者:寺山 修司 講談社 Amazon これの続きを読む。やっと短歌のリズムが馴染んできたようで、入り易くなってきた。そして、寺山修…

二人早過ぎる。

寺山修司全歌集 (講談社学術文庫) 作者:寺山修司 講談社 Amazon KKさんからいただいたこの本を読み始めました。最初の感想。読みにくい! 文字面は好きです。寺山修司だから。でも、僕は短歌に馴染みがなくて、つっかえつっかえ読んでいます。ただ、そこはさ…

逆さまの時を。

史上最強の哲学入門 (河出文庫) 作者:飲茶 河出文庫 Amazon 読了。いやー、おもしろかった。以下、乱暴に表現。トマス・アクィナスのように、「究極、わかんないことは神の領域じゃね?」と思っていたけど、その次の章でニーチェが「神ってえのは人間が創り…

ときめきに疑いを。

史上最強の哲学入門 (河出文庫) 作者:飲茶 河出文庫 Amazon 二日前に書いたとおり、この日記を書く前に、十五分くらいの読書をした(今度はタイマーを使ってきっちり計ろう)。もともと読みかけの本だったが。飲茶著『史上最強の哲学入門』。これは、哲学史…

寺山修司『家出のすすめ』

家出のすすめ (角川文庫) 作者:寺山 修司 KADOKAWA Amazon 冒頭から虚を突かれた。しかし、極めて寺山修司的だと思った。 リベラリスト。というか、リバタリアン。 自立しろ、ってことだろうか。 僕には家ではできないと思った。

読書メモ:苫野一徳『未来のきみを変える読書術』

未来のきみを変える読書術 ――なぜ本を読むのか? (シリーズ・全集) 作者:苫野 一徳 筑摩書房 Amazon 孫引き 一ヶ月に本を一〇〇冊読んだとか、一〇〇〇冊読んだとかいって自慢している人は、ラーメン屋の大食いチャレンジで、一五分間に五玉食べたなどと自慢…

小さなナイフで自分を殺したこぼれ落ちたのは真っ赤なサンシャイン。

空が青いから白をえらんだのです ―奈良少年刑務所詩集― (新潮文庫) 新潮社 Amazon 読了。読書から遠ざかっていたので、文字数の少ないものから手を付けました。 まず詩として良いものばかりですが、それよりもこれらが書かれた背景のほうにわたしは唸らされ…

感想メモ:苫野一徳『はじめての哲学的思考』

・「一般化のワナ」に陥らない(自分の経験だけを根拠としない) ・「問い方のマジック」にひっかからない(ニセ問題、特に二項対立を疑え) ・相手を言い負かすための虚しい「帰謬(きびゅう)法」を使わない(ようは屁理屈、否定のための否定) ・事実から…

3月の読書メーター

3月の読書メーター読んだ本の数:5読んだページ数:680ナイス数:8ソクラテスの弁明 (光文社古典新訳文庫)の感想不知の自覚読了日:03月27日 著者:プラトン答えより問いを探して 17歳の特別教室の感想不思議と思うこの感覚・問うことの大切さ読了日:03月26…

感想:高橋源一郎『答えより問いを探して』

答えより問いを探して 17歳の特別教室 作者:高橋 源一郎 発売日: 2019/08/29 メディア: 単行本(ソフトカバー) この本は、自由な校風の学校に、高橋源一郎氏が「先生」として赴き、二日間の授業を行った記録である。 彼の小説は読んだことがないのだが、小…

感想:「MASSIVE」 vol.36

MASSIVE(マッシヴ) Vol.36 (シンコー・ミュージックMOOK) 発売日: 2020/03/23 メディア: ムック 清春さんのインタビューしか読んでいません。 さすが、信頼のおける音楽ライター。今回のアルバムのことと、今の清春さんのことを、うまく引き出しています。…

感想:最果タヒ『コンプレックス・プリズム』

コンプレックス・プリズム 作者:最果 タヒ 発売日: 2020/03/15 メディア: 単行本(ソフトカバー) はじめに 劣等感とはいうけれど、それなら誰を私は優れていると思っているのだろう、理想の私に体を入れ替えることができるなら、喜んでそうするってことだろ…

感想:最果タヒ『きみの言い訳は最高の芸術』(文庫版)

きみの言い訳は最高の芸術 (河出文庫) 作者: 最果タヒ 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2019/09/06 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る この書は単行本版を読んだことがある。著者がBLANKEY JET CITYの大ファンであると知った記憶があっただ…

感想:美術手帖2018年3月号 特集「言葉の力。」

美術手帖2018年3月号 作者: 美術手帖編集部 出版社/メーカー: 美術出版社 発売日: 2018/02/17 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 僕は東日本大震災にピンときていなかった、らしい。あれだけの津波被害や原子力発電所災害を他人事だと思っていた、…

感想:大竹文雄『競争社会の歩き方 自分の「強み」を見つけるには』

競争社会の歩き方 - 自分の「強み」を見つけるには (中公新書) 作者: 大竹文雄 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2017/08/18 メディア: 新書 この商品を含むブログ (5件) を見る 序盤で題名のことはほとんど語ってしまっている。乱暴に言うと、競争が…

感想:佐藤雅彦ほか『行動経済学まんが ヘンテコノミクス』

行動経済学まんが ヘンテコノミクス 作者: 佐藤雅彦,菅俊一,高橋秀明 出版社/メーカー: マガジンハウス 発売日: 2017/11/16 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 既に知っていた理論もいくつかあったけれども、日常に根ざしたお話の漫画にしている…

はてなダイアリーからはてなブログに引越しをして一周年

でも、いつもと変わらず書きます。 積読紹介。 ポラーノの広場 作者: 宮沢賢治,芦田良貴 出版社/メーカー: 源流社 発売日: 1995/12 メディア: 単行本 クリック: 1回 この商品を含むブログを見る 粕谷栄市詩集 (現代詩文庫 第) 作者: 粕谷栄市 出版社/メーカ…

僕が何度でも読み返す、太宰治『晩年』に収録されている「葉」という作品の好きな箇所、ベスト5

五位 兄はこう言った。「小説を、くだらないとは思わぬ。おれには、ただ少しまだるっこいだけである。たった一行の真実を言いたいばかりに百頁の雰囲気をこしらえている」私は言い憎そうに、考え考えしながら答えた。「ほんとうに、言葉は短いほどよい。それ…

感想:伏見つかさ『エロマンガ先生』、『エロマンガ先生2』

エロマンガ先生 妹と開かずの間 (電撃文庫) 作者: 伏見つかさ,かんざきひろ 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス 発売日: 2013/12/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (31件) を見る エロマンガ先生 (2) 妹と世界で一番面白い小説 (電撃文庫) …

感想:また、経済セミナー

経済セミナー 2016年 03 月号 : 文学と経済学 [雑誌] 出版社/メーカー: 日本評論社 発売日: 2016/01/27 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 又吉直樹氏の賢さが際立っていて、とても敵わないと思った。けれども、逆にヒントをもらえた。それが、まさ…