蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

『リア王』シェイクスピア

リア王 (新潮文庫)

リア王 (新潮文庫)

 読了。読む前の知識は悲劇であるということのみ。頁をめくってようやく理解。悲「劇」なので戯曲であると。
 凄く悲しい結末だった。それに至る過程、共に子を信じられず又子に裏切られるリアとグロスターの苦しみが物語に重ねてゆかれたのが効果的だと思った。
 次第に狂っていく王、道化、エドガーの言葉はまるで詩。視界が芸術に染まっていった。
 これで20/52。