蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

 冬の七夕。長い長い長い竿の先に火の玉をつけてわたしは揺らしていた。それが二十数個。突風が吹く。竿がしなる。ほかの火の玉はすべて飛んでいった。わたしのは先の火だけ消え竿だけが残る。辺りは極寒の地に変わった。竿の先に滝が流れ落ちる。滝の下には人。竿が太くなり水を防ぐ。水が凍る。
 水溜まりででたらめなクッキーを作る。チョコ味。誰かがキュウリをを入れた。仕舞いにはニンジンと酢まで入れられまったく別物になる。
 湖で競艇。わたしは1コースから出る。勝ち。