潰した四角錐のような屋根を乗せた家の庭に、人の背丈くらいの一本の木がある。
ここから眺めるとウズラの卵ほどの大きさに見える黄色い花のつぼみが、それには幾つか付いている。
あれは何と言う花かと母に尋ねたら、「ロウバイ……、いや、わからない」と答えが返ってきた。
調べてみると、「蝋梅」と書くらしい。それからというもの、繰り返し蝋梅のことばかり思っている。どんな香りなのだろう?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%83%90%E3%82%A4