蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

マークはバタフライ

 初期衝動に 魅せられて 走り出した
 僕の感性 いつまでも 閉じたくない
――黒夢「Like a Angel」――

 そう、わたしも同じだった。あのときから走り出した。相変わらず、歩みは遅いけれど。

 最初から解ってたよ 僕の歌はずっと孤独だった
――清春「LAST SONG 〜最後の詞〜」――

 もうおしまいにしようと思っていた。

 悪い出来事ばかりが 起きてしまったけれど
 悩み飽きるくらい HEAVYな気持ちだけど
 下を向いているのはくだらないそれに
 きっと僕は救われるさ
 誰の手も借りないのに 開いているあの花のように
――SADS「HAPPY」――

 でも、不思議と、諦めようとは思わなかった。最低・最悪はもう終わったんだ。

 飛べなくなって 涙が枯れた時は
 僕を思い出して また逢いにおいでね、きっとおいでね
――清春「マークはバタフライ」――

 胸を張って、会う日を迎える為に。