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蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

『誰でもいいから殺したかった!』

日記 読書

誰でもいいから殺したかった! (ベスト新書)

誰でもいいから殺したかった! (ベスト新書)

 興味深かったのは、「恥意識と罪意識の違い」。以下、引用。

 生きていれば、誰だって思いどおりにならない時はあります。挫折する時、失敗する時、悪いことや間違ったことをしてしまった時、あなたならどう感じるでしょうか。「恥」と感じるでしょうか。それとも「罪」と感じるでしょうか。ベネディクトは名著『菊と刀』(講談社)の中で、恥の感情は人から非難されることで生じ、罪の意識は個人の良心の呵責から生まれると語っていますが、近年の臨床社会心理学ではさらに次のようなことがわかっています。
 心理学的にいえば、恥意識と罪意識の違いは、関心が自分に向くか、行動に向くかの違いです。失敗や間違いを犯した時に、自分自身に目が向き「自分はダメな無価値な人間だ」と感じてしまうのが恥意識です。一方、自分の行動の方に目が向き「自分は何て悪いことをしたのだろう」と感じるのが罪意識です。
 私たちは、恥だと痛感すれば人前に出られなくなります。自分はなんて恥ずかしい人間だ「穴があったら入りたい」と感じて、人間関係から退却し、逃げ出したくなります。
(中略)
 さらに、恥意識は自分の心を守るために怒りを生み出します。自分が悪いのではなく、周囲が悪いと思うわけです。こうして外へ向かっての攻撃心を高めます。これに対して罪悪感をもった時には、周囲に対する共感性を失いません。「喜ぶ者とともに喜び、泣く者とともに泣く」ことができ続けるのです。