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蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

日記

 劣等感で日々滅入っている。

 特にきのうは危なかった。転落しそうだった。実際、十年前にどん底体になったときのような兆候が現れていたのだ。

 帰宅後、母と他愛のない会話をしながら、NHKを見ていた。プロサッカー選手として五十歳になるキングカズへのインタビュー。

「歳を重ねた自分は、若い選手と同じようにはいかない。少しでもサボったら、あっという間に衰えてしまう。そうならない為には、毎日欠かさず丁寧なトレーニングをすることだ」というようなお話だったと思う。

 彼はまた、「試合に出たい。そして、点を取りたい」とも語っていた。

 ギラギラしている人は好きだ。

 そして、きょうはライヴを観にいってきた。演者は四人。皆、若い女性で、皆、弾き語りだった。

 正直に言うと、ひとりを除いて、歌詞は好みじゃなかった。でも、皆、ギラギラしていた。

 僕は思い出した。毎日のように掌編小説をサイトに投稿していた頃を。

 稚拙でも多作がよいのだ。書かずして、進歩は、無い。

 僕はもうすぐ三十四歳。もう若くない。夢を現にする為には、キングカズのように毎日をサボってはならない。とにかく手を動かせ。

 ギラギラを取り戻せそうな気がする。