蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

太宰治に逢いに行く

 今日は一日中、「今日死のう。今夜死のう」と思っていました。

 残される貴方のことも脳裏をよぎりました。でも、「悲しがられようと憎まれようと、どうでもいい」と思いました。

 

 自由に生きたかった。

 でも、自由に生きられるだけの力が、無かった。

 だから、死ぬのくらいは自由にしたい。

 

 

 りょーこさんに会えなくなるのも、清春さんに会えなくなるのも、野ばらちゃんに会えなくなるのも、何より、おみまゆちゃんに本当に二度と会えなくなるのは、想像して辛かった。生きていれば「いつか」また会えるかもしれません。でも、「いつか」はいつ?

 

 

「我慢しているのはみんな一緒」だなんて言うでしょう。でも、僕は抵抗力が弱いのです。耐えられません。

 

 散々カッコつけてきました。でも、現実には勝てないから……

 

「でも」、今は、とりあえず先延ばしにします。デパスを飲んで、震えながらこれを書いています。

 なぜなら、僕は文士。まだ、己の『晩年』を書いていない! 大切なそれを思い出しました。

 終わり。