蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

5/15~5/17 北海道旅行記(小樽、札幌)

 題のとおり行ってまいりました。初・北海道。初・自前で航空券手配。

 まず「飛行機 乗り方」でググりましたよ。本当に。一度、正社員だったときに会社が手配してくれたものに乗ったことはあるのですが、自分で予約してというのは初めてなので。大手とLCCの中間みたいなスカイマークにしました。

 中部国際空港に着いたのは、発着四時間前。さすがに早過ぎる。着いてから思ったんですよ、ここからの流れはどうするのだろう? と。紙のチケット持ってないけどどうするのだろう? と。iPhoneで調べました。さすが、文明の利器。大好き、インターネット。で、僕、座席の指定をしていないことに気付きました。それから、QRコードを発行するんですね。で、いろいろ手続きとか検査とかして乗りました。空港は喫煙者にやさしいですね。いたるところに喫煙所がありました。

 新千歳空港に着地。飛行機の中の記憶は無し。眠っていました。悪い夢も見ず。

 電車で真っ先に小樽へ。嶽本野ばら『カフェ―小品集』に出てきた、東京と京都を除く唯一の喫茶店、「光」に行くのが今回の目的です。空港の駅から小樽駅まで一時間と十五分くらいで、飛行機が飛んでいる時間と大差ないなあと思いながら、流れゆく風景を見ていました。なんか初めて来たからといって緊張感は起こらず。

小樽に着いて、この前買ったinstax mini 8+をようやく使用。あとからわかったのですが、これ、近いものを撮影するのに使うのですね。遠くのものははっきりと写せませんでした。

 で、光。店内は撮影禁止。どうやら見に来るだけの人たちがいるようで。僕のほかにお客さんはいなく、貸し切り状態。紅茶とカステラをいただきました。すごく雰囲気が良かったです。まさに純喫茶です。

 その後、母に頼まれていたガラスのコップを買うべく、大正硝子館へ。テレビゲームおよびライトノベル北へ。』に出てきたターニャを想いました。事前に少し調べたところ、ライトノベルでターニャが行った、ペテルブルグ美術館もロシア美術館も今は無いとのことで。残念。コップを買ったときの包んでもらう待ち時間に案内地図を見ていたら、なんか聞いたことのある小樽運河が近いとわかったので行きました。

 うすうす気づいていましたが、今の時期でも観光客が多い。特に、中国・韓国と思われる人たちが多い。昔の日本人のようです。

 チェキを撮ったり、港でぼんやりしてみたり。「北海道は、回転寿司ですら美味しい」と聞いていたのですが、僕は食に対してこだわりがほとんどないので、何も食べずに小樽をあとにしました。

 宿は札幌。札幌に行くまでの電車では「乗り過ごしてはいけない」と眠気と戦いながら、でも、うとうとしながら。

 電車を降りて、iPhoneにナビゲーションをしてもらって、宿へ。札幌は道がわかりやすい! へろへろになって一日目は終了。

 

 

 二日目。昼過ぎに起床。連泊プランで清掃も入らないので、そんな時間。ライダースジャケットを着てでかけたら、札幌でも暑い。ただ、湿気が少ないのか、不快感はあまりなく。札幌駅に立ち並ぶいろんなビルをうろうろしてお土産を買って、上着と手荷物が邪魔だと、いったん宿に戻り置いてから大通り公園へ。なにやら、その日から「さっぽろライラックまつり」が始まったとのことで、花を観に。

 ここも人がたくさん。僕は花が好きなくせにモノを見ても名前がわからない阿呆なので、近くで警備に当たっていた警察の方に、「こんなことをお尋ねするのもなんですが、あれがライラックですか?」と阿呆な質問を。「わたしもよくわかりませんが、たぶんそうです」との回答。あ、知らないんだ。

 ライラック(たぶん)とほかの花を見て、撮影して、宿へ。明日は早いので早めにお風呂に入って就寝。

 

 

 三日目。もう帰るだけ。後ろ髪を引かれる思い。改札が開く前の札幌駅のベンチで一時間くらい過ごし、電車に乗って空港に着いて、二時間くらい待ち。その間にお土産を買い足しました。帰りに悲しかったのが、ライターを一つ没収されたこと。僕は常にライターを二つ持ち歩いていまして、手荷物検査のところで「ライターは一つしか持ちこめません」と言われ、そんな高いライターではありませんが、百円ライターでもなく、わりとカッコいいと思って買ったやつなので、悲しみ。

 

 

 これで、飛行機の乗り方がわかったので、半年に一度くらいは旅に出ようと思います。もう一度、小樽は行きたいですが、まずは津軽でしょう。