蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

2007-10-18から1日間の記事一覧

“覚えていますか 目と目が合ったときを”

一欠片のチョコレートのように、小さく甘い。最後の贈り物。

干し葡萄の入ったカレーライスが食べたい。宵待草のあれはおいしかったな。

“美しい星”

あと何人死ねば、平和が訪れるのだろう。 あと何人殺せば、悲しみは消えるのだろう。

森見登美彦『有頂天家族』

有頂天家族作者: 森見登美彦出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2007/09/25メディア: 単行本購入: 29人 クリック: 857回この商品を含むブログ (373件) を見る 読了。笑えるし言葉遣いも好きだけれど、この作品は作者の意気込みに反して、僕にとって感じるものが…

言葉は素敵だ。短い文章が一枚の絵のようで、見とれてしまう。世界が作り変えられていく。出会えてよかった。

何処かへ行きたい。いろんな景色を見て、僕という器を物語で満たしたい。それには、相応の服が要るな。

空の宝石

このまま夜が深まってどんどん暗闇が広がって月光も街路灯もビルや家の明かりも飲み込んで、暗黒で満たしてくれればいいのに。そうすれば朝はこない。静寂だけの世界へ。

森見登美彦『有頂天家族』、狸の矢三郎が天狗の赤玉先生を説得する場面より。 「如意ヶ嶽薬師坊ともあろう大天狗が、毛玉ごときの尊敬が必要ですか? 先生が威張っているのは狸が尊敬するからですか? 尊敬されるから威張るのですか? そんなつまらん理由で…