蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

2010-12-17から1日間の記事一覧

創作メモ

「あなたとわたしは魂の双子ね。やっと巡り会えた」 黒いフリルの日傘を差した小柄な少女が現れる。彼女は目を爛々て輝かせ、折り畳み椅子に腰掛ける女に語りかけた。

創作メモ

少女と言われる時期をとうに過ぎた女は、しかし、乙女で、週末に公園の露店で趣味として雑貨屋を開いた。彼女は自分だけの世界が欲しかった。そして、誰と交わるわけでもなく、表現をしたかった。ゴシックな装いに身を包み、優雅を夢に見て、独り戦いを始め…