お金が全てじゃない?
これもテレビを見て思ったことです。「お金が何より大事」を極論で「お金がすべて」なんて言う人がいて、それを「そうじゃないよ。“お金で買えない価値がある”んだ」と反論をするというパターン。まあ、ありがちですけど。で、僕は両方とも正しいと感じてしまうんです。両方の言い分にうなずける。
「両親が破産をして家中のものが差し押さえになり、自分は高校に行かず中学を出てすぐに働いているという人」にとってはお金がすべてなんです。余裕なんて、ない。どんなに他人が、「プライスレスな感動が世の中にはたくさんあり、それを知らずに生きるのは悲しいことだ」と説得してもその言葉は届かない。正論だろうが、実体験に基づくことだろうが、説得力がない。それほどまでに、余裕のない環境に置かれている人にとって現在はお金が最優先事項であり「(今は)お金がすべて」なんでしょう。「お金が全てじゃない」は誰に対しても普遍的には成り立たない類のことなんだと思う。
(ここまで来て思ったのが、「お金がすべて」という人の中には、単に物欲が強い人がいて、そんな物質社会を批判するために「お金がすべてじゃない」と言ってる場合もあるんだろう。むしろ、だいたいはそうなんじゃないか。)
この構図から連想するのがカ○ト宗教にはまっている人と脱会させようと説得する人。「お金がすべて」という思想にはまることは少なくとも悪い依存とは断言できない。しかし、カ○ト宗教にはまるのは悪い依存と一般には判断される。だけども、やっぱり互いに説得できない。
だらだらと思考の途中を書き記しているので、論になっていない。論じる力も低下してるんだろうなあ。