- 作者: 横山雅彦
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/06
- メディア: 新書
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「議論」や「討論」の「論」とは、「論理(ロジック)」のことだが、そもそも「論理的(ロジカル)」は「英語的」と同義の言葉だからである。
実は、「論理」という言葉は、logicの訳語として、明治期に生まれた新しい日本語だということをご存知だろうか。したがって、「議論」や「討論」、「論文」などといった言葉も、当然、明治以前の日本には存在しなかった。
以前から、英語の直訳って言ってることがわかり易いなと思っていたら、そういうことだったのですね。
②学んだこと。主張を支える論拠に使用する用語について、主張する人が例えば、幸福を「自由であること」と定義したのなら、こちらもそれを前提に話を続けなくてはならない。そうでなければ、水掛け論になってしまう。その前提に一度乗って、相手の主張を支える事実や論拠を崩す。もし崩せたら、それは主張が誤っている・矛盾があるということになるので、そこから前提、「幸福=自由」が間違っているのだということを主張すればよい。
おもしろい。