蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

ついこの前も書いたけど、太宰がおもしろすぎる

今日は「晩年」の一つ目、『葉』を読んだ。


映画の予告編みたいで、話のつながりはわからないのだけれど、いちいち表現がかっこいい。

 どうせ死ぬのだ。ねむるようなよいロマンスを一篇だけ書いてみたい。

もっと若いときに出会っていたかったと思う反面、たしか十代のときに『走れメロス』を読んだときは今みたいに純粋や憧れを感じることはなく、単にいい話だな位にしか思ってなかったので、いろいろあった(言葉がでてこないや)今だからこそ心に響くのだろうとも思う。
「おもしろい」はこころひかれるとか、たのしいとか言う意味は勿論のこと、笑ってしまうの意味でもある。口元が緩んでにやっとしてしまう箇所があるにもかかわらず、かっこよさや素敵さが崩れていないのが素晴らしいと思う。