蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

憂鬱の部屋

とにかく描写が好きなのだ。僕が良い作品だと感じるとき、話のつながりとか、終わり方とか、全体的なメッセージはあまり重要でない。評価の優先度が低い。と思った。だから、『晩年』の『葉』が好きなのだ。

どうせ死ぬのだ。ねむれるようなよいロマンスを一篇だけ書いてみたい。

この一節がたまらなく好きだ。さらに、こう続く。

男がそう祈願しはじめたのは、彼の生涯のうちで一番うっとうしい時期に於いてであった。

何か重なる。飛んで最後。

どうにか、なる。

そうですよね。