2007-05-31 『パンドラの匣』 読書 太宰治『パンドラの匣』読了。 太宰が若返って書いたような物語だった。結核の療養所なのに、らしくない暮らしぶりが描かれている。題が示すとおり根底に希望が見える。と、ここまで感想を書いてからあとがきを読んで驚き、納得した。『パンドラの匣』を書くに至ったエピソードがすごい。涙が出た。