蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

怖い。
 透明でいたいけれど、そうはいかない。自分の精神の醜さに向き合いたくなくて、考えるのを避けている。
ねえ、どうやったらこの世界を生きられますか。あなたが悩んでないとは思っていません。葛藤や人間臭さを見せてでも輝いている。僕といえば、消費して消費して、消費を終えた途端に怖くなる。自分でいるのが嫌になる。
相談ひとつをするのでも、言葉が無茶苦茶で文章の体をなしていない。真っ白なルーズリーフを前にしてペンを握っても一文字も書けない。空っぽだ。