蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

潜入記

 某大学の学祭に潜入。たこ焼き、フランクフルト、焼き鳥、じゃがバター、おからクッキー、揚げアイスを食す。おいしい! あとジンジャーエールとレモンのジュースがすごく飲みやすかった。そしてゴミの分別を徹底していたのに好感を持った。
 文学系のサークルでは小冊子をもらう。生物系のサークルでは蝶や昆虫の標本を観賞する。さらに、みやげに羽海野さんが喜びそうな沖縄の小貝をもらう。白くてところどころピンク色が付いているやつ。漫画系のサークルでは、イラストを描いてもらえるということだったので糸色先生を頼もうと思ったのだけど、勇気がなくて言い出せなかった。でも、小冊子はもらう。美術系のサークルではやたらエヴァの作品が目に付いた。サキエルの顔とかリリスの人形とか。それにそのサークルのユニフォームのようなツナギのバックプリントもネルフのパロディだった。あれ欲しい。展示作品の中ではドグラマグラの色鮮やかなシルクスクリーンが一番気に入った。そこで、手づくりピアスを買い早速付け替える。写真系サークルでは遠く続いていく線路と人々の後ろ姿の写真に心を奪われた。『キノの旅』のような『幽霊列車とこんぺい糖』のような、物語の一部を切り取ったふうで素敵だった。ここでも小冊子をもらう。
 その後、夕方から筋肉自慢の人々のコンテストを見学。マッチョに興味はないけど、参加者はテレビでみるような水準じゃなくて、純粋にがっしりしていい体だったので安心。ただ、体脂肪の計量には苦笑した。一番少ない人で9%台。余裕で僕の勝ちです。
 結構外にいる時間が長くて意外に冷えた。暖まろうとしたところ美女と紳士と合流し晩ご飯にチゲを食べに行くことに。初対面だけど、ほとんど緊張しなかった。いつも通り僕は聞き役ながらも好評を頂いたみたいでよかった。主にキムチ餃子鍋を食べた。みんなはわりと辛さに悶え苦しんでいたけど、僕はそんなでもなかった。あんまり暑くもならなかったし。たっぷり4時間くらいお店にいたのかな。模擬店で食べ過ぎたせいで料理をあんまり食べられなかったけれどおいしかった。そして、最後に財布の中身が危機を迎えていたことに気付く。
 帰るなり横になってごろごろしていると、いつの間にか午前3時になっていた。すっかり疲れてしまったけれども、あっという間に感じた。