2007-11-16 宵待少女 日記 扉を開けて涙ぐむ、面影だらけで。見たこと無い筈なのに、ここにある。壁の色も木の机も椅子も、花瓶も花も、ガラスのランプも隅にある人形も。 歌はきっと黒い夢。唄はそっと清しい春。オルガンを弾いて。 目に映るもの耳に届く音すべては、あなたのいない世界。闇とほのかに彩られた窓の外の景色。頬杖をついたら目が合うね。