2007-11-30 港に舟 日記 瞳を凝らしても言葉にならないから、手を動かす。問いは無い。耳を澄ませて音楽に任せてキーボードを弾く。 港の絵を思い出した。たしかヨーロッパの人が描いた、北国の冬の港。雪が積もっていて、それでいて何処かさみしい風景。 絵画も文学も自分の見ている世界の切り取り方の一手段だと思う。僕は文章で表したい。このちっぽけな世界を。誰とも繋がれない視界を。空虚な胸の内を。溶けかけの脳を。薄暗く淀んだ空気を。僕がそうしたいから。それが僕だから。