蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

臥薪嘗胆を刻む

 書きながら考えるのは有用でおもしろい。にもかかわらず、手をつけるまで腰が重い。何ゆえ? 本質的に好きじゃないのかな。何も食べず、紅茶だけを飲み、狂気のように貼り付いて我を忘れて書き続ける脳になれ。
 これでもいい。この駄文でもいい。くだらないことでいい。書き続ける。出した分だけ入れたくなる。漫然と、受動的に情報を注ぎいれているのでは駄目だ。興味を持って、能動的に知識にする。そして、あとは無意識に任せる。睡眠時の夢に委ねて、生産する。
 書く。書く。書く。無いなら、『なし。』と書く。
 恥ずかしい。中途半端な位置に来ると苦しくなって、ゴールに辿り着けないから、すぐに無に戻してしまう。今は耐える時。一つ、完成させる。それまでやり切るんだ。己の描いている欲望は、わかっているだろう? それに向かって進めよ。死ぬる思いは何処へいったさ。