蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

普通及び一般、慣習

 疲れてちっとも楽しくない。


 大好きな服を買えるお金をよりたくさん得る為には、普通及び一般、慣習に向き合って上手く立ち振る舞っていかねばならないようだ。東京にて感じ取った最大のことはそれだ。


 多くの人たちは違和感を覚えることもあろうが折り合いをつけ、社会の一員として人生を全うする。しかし、僕には重かった。あまりにも消耗が激しい。
 今のところ僕はできない。精神面への負荷が多く耐えられない。そして、克服しようとは思わない。克服とか乗り越えるとかそんな次元ではないから。


 かの人たちは種として生き残り、僕は滅びるだろう。それでいい。
 何故なら、僕は自分が老いる事が美しくないと思っているから。わざわざ生きながらえるつもりはない。この先の未来を思ったとき、普通及び一般、慣習に順応してまで生き延びたい気持ちが薄い。


 人は変われるだろうし、人生はやり直しがきく。
 だったら、とことん狂おう。勿論、反社会的なことはしない。


 振り返って、生まれてきたのが間違いとは言わない。ただ、生まれてからが難し過ぎた。与えられた問いに答えられない人がいるように、与えられた課題をクリアすることができない人がいるように、僕には人として生きるのが酷く難しくて頭が痛むから投げ出す。


 だから、全力で無駄なことをする。まだまだまったく全力じゃない。その為に環境を変えたんだ。


 入り口を大まかにまとめられた。よし。