2008-11-18 未明 日記 この世界は理不尽と美しさで満ちていて、災厄に怒り涙し悲しみに明け暮れ、愛に笑い喜び眠る。だから、時に壊したくなり、時にたまらなく抱きしめたくなる。 この世界は滝の勢いよりも強く速く広がっていて、僕一人の溢れ出る思いなんて欠片ほどの大きさにも追い付かない。だけど、恐怖で染め抜かれたこの世界をほんの少しでも歓喜で上塗りできるなら、僕が生きるのも悪くない。