蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

ツルゲーネフ『はつ恋』

はつ恋 (新潮文庫)

はつ恋 (新潮文庫)

 翻訳物だからか、古いからかわからないが、細部の表現がひっかかって、すらすらとは読み進められなかった。だが、話の筋は楽しめた。ヴラジーミルが己の気持ちと行動を振り返りそれが「恋」だと気付く場面は、それまでの装飾的な表現が多い中でも、すっきりとしていて引き込まれる感じがした。