蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

 例えば寂しがっている人を見つけても声をかけられない。無知で無力な自分を晒すのが恥ずかしいから。結局は自分の脆い心を守るため。勇気を出してそばに行きたい気が起きるときもあるけれど、稀で。だからだろう、僕は手紙に賭ける。言葉の暴力に虐げられてきた人たちへ。僕がもらったのと同じ安心の思いを。


 変だと言われ馬鹿にされても、強がって誉め言葉として捉えるようにしている。受けとめ方はなかなか変えられない。長い間鎖に繋がれて育てられたのち鎖を外されたとして、すぐに自由に動けない。心は縛られたまま。
 愛情を受けて育ちましたって人や自分の生育に問題がなかったって人が、今や怖い。常に責め立てられている気がする。弱ってるな。
 同じことばかり書いてる。創作の練習の場にしよう。