蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

 遺書に惹かれる。太宰治の『晩年』も遺書のつもりだった。芥川龍之介もそうだった。死ぬる思いで書いた物語。
 人は死を覚悟したときに、最期のときに、何を思うのか。
 最後の晩餐は何にするか? という問いに似ている。
 今日も誰かが書いているのだろう。
 美しさがそこにある。