2010-02-08 夏目漱石『草枕』 日記 山路を登りながら、こう考えた。 智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。 意地を通せば窮屈だ。とかく人の世は住みにくい。 住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。 どこへ越しても住みにくいと悟った時、 詩が生まれて、画ができる。