2010-07-09 ■ 日記 日記 少女は夢を見ていた。 雪が降っていた。白い世界。灰色のビル群。モノクロ映画がそこにある。景色が冷たく透き通る。ガラスのような脆さや、せせらぎのような穏やかさがわたしを追い詰める。一歩踏み出せば狂気。二度と帰らない時間。星に打たれゆっくりと朽ちていくのだ。