まったくの甘ったれである。赤子よりもわたしは人に頼りっきりだ。
けれども、泣いたり暴れたりはしない。できない。ただ、鉛を飲み、体を重くしていく。
分岐点。そんな自分を肯定してもっと子どもを愛するのか、それとも、大人になるべく自律しようと尽力するのか。
高野悦子『二十歳の原点』を読み始めた。孤独と未熟が「二十歳の原点」だと彼女は綴った。わたしのルーツは、原点は何だろう。
現実的な足枷と折り合いをつけなければ生活ができない。夢見るのだって先立つものが必要だ。
あこがれの死までまだ、遠い。行き着くためには生きて、生きて生きて生きて、生きなければならない。そうでなければ、死ねない。薄っぺらい生き様では何も残せないから。
考える時間が欲しい。深く内面と対話して、答えとは言わないまでも仮説を見出す為に。おそらく長くなるだろう。体が悲鳴をあげる前に。もうあの時代を繰り返すのは嫌。