2011-03-03 ■ 日記 日記 あんなに忘れたい、思い出したくないと思っていた痛みをいまさら懐かしんでいる。 甘美とは程遠い記憶たち。傷を見せびらかしたいわけじゃない。 痛みさえ、糧となり、想像と創造の発露へと繋がると思っているから。 あのときのわたしは今より悩んで胃を痛めて、しかし、必死で思考していた。今や生ぬるい。 マゾヒストの弾くオルガンは絶頂の喜びで鳴いていたのだ。