蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

ネコとネズミ

 ネコを殺すのはアウトで、ネズミを殺すのはセーフ。何故? と思ったので、ウィキペディアで調べました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%95%E7%89%A9%E3%81%AE%E6%84%9B%E8%AD%B7%E5%8F%8A%E3%81%B3%E7%AE%A1%E7%90%86%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B3%95%E5%BE%8B
 日本では「動物の愛護及び管理に関する法律」というルールでそう決められているようです。
 これによると、愛護動物に当たるネコは、自分が飼っていようがいまいが、殺したり傷つけたりしてはいけない。しかし、ネズミは愛護動物の対象である“人が飼っている哺乳類”に入らない為、殺してもいいという理屈になるのかな。
 さて、思ったのは、その線引き。何を持って愛護動物の対象にしているのか。根本的な道徳は何なのでしょうか?
 世界を目を向けて見ましょう。クジラやイルカを獲って食べることに嫌悪感がある人がいたり、そういった日本の習慣や活動を非難する団体があります。クジラやイルカは彼らにとっての愛護動物であるのでしょう。道徳的に。
 一方で、今はもうメジャーではないそうですが、イヌを食べる文化があるところもあります。一般に日本人は顔をしかめるでしょう。わたしもそうです。道徳から気持ちが悪くなるのだと思います。
 道徳は普遍ではないということ。あたりまえのことがわかりました。
 では、どうやって異なる道徳を持つ人たちと付き合っていけばいいのでしょうか。
 ……わかりません。サンデル先生、教えてください。