蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

評論

 評論を読むとき、まず疑ってかかっている。
 何でも鵜呑みにしてはならないという警戒があるから。
 そして、評論家が胡散臭いと思っているから。
 今の時代になっても評論家は、「常識は疑ってかかれ」なんて、もはや常識のことを説く。
 評論家って、誰でも名乗れる。
 しかし、思う。わたしが名乗っている文士だって、誰だって名乗れる。
 お互いさまじゃないか。
 あなたがいるから、わたしがいられる。お互いさま。