蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

五分間

 練習、練習。練習でできないことが本番でできるわけがない。本番のように練習して、練習のように本番をする。なんて言説。さて、文士にとって練習とは? 本番とは? 習作を数多く書くことだろうか。
 人生に練習など無くて。毎日が本番。
 当たり前のことを書いて確認している。
 恥ずかしながら、わたしには他人に語れるほどの思想・信条がない。だいたいのことを、損得ではなく、美しいか否かを直感で判断している。今のわたしは美しくないから、美しくなりたい。身も心も鍛えて。