昨夜はだらだらしていた。然し、「これじゃいかん！」と思って早めに就寝した。
朝は珍しく頭痛も不安もなく、無事にボーナス時短出勤できた。
以前にも書いたような記憶があるが、昨日の話題に関連して。
メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。
とあったら、僕はまず「『なぜ』激怒したの？」と思わないで読み進めてしまう。続いて、「邪智暴虐（じゃちぼうぎゃく）」を字面の雰囲気でなんとなく「悪いっていう意味だろう」と捉えて読み進めてしまう。そして、そんな王を「除かなければならぬと決意した」ところにも「何で？」と引っかからず読み進めてしまう。全く読んでいない。
少なくとも、太宰治全集を隅から隅まで繰り返し百回以上読んで、太宰のレポートを千枚くらい書くまで、生きなきゃいけないわ！
と、『文学少女』の遠子先輩が言っていた。僕が太宰治になる為には、読む回数だけでなく、読み方も重要だと思わされた。ぱっと思いつくのは自分が覗き込むときのカメラのアングルやポジションをどうするか、だろうか。
