蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

多幸感

 僕は自分を過去に縛りつけ救いだそうとしないで足踏みしている。そんなに自分がかわいいか? 放っとけ。今を見ろ。ここにある一杯の紅茶だろう。ここにある一匙のスプーンだろう。そりゃあ、丸ごと愛して欲しいよ。でも、僕がせめて姿勢を見せなければ、叶わない。視野狭窄。もう誰も見ない。僕は灰色の世界だけを写し取る。苦しいとか寂しいとか死にたいとか、気にしてくださるな。すべてシミュレーションです。馬鹿をありのままにご覧あれ。