2010-01-01から1年間の記事一覧
抽象があって具体にする。抽象の域をでなかったものがあるとき、何かをきっかけにして輪郭を現す。 その「何か」が問題。ひたすら待つことしかできないわたしでいるのは嫌だ。 方程式のように公理のように、導き出せるものであってほしい。 それは書くことで…
「乙女企画」の原案がまだ思い浮かびません。わたしはだいたい、原案、四〇〇字プロット(梗概)、本文の順に書いていきます。 作品のキーワードやイメージを幾つかメモをしてあるのですが、それらが繋がらないのです。 煮えるときが来るまで、刺激をわたし…
おもしろくもないのに笑い、悲しくもないのに憐れむ。わたしの表情は嘘をつく。 わたしの人付き合いはそういうものだ。それが嫌だから接触をできる限り断ってきた。 だが、今まで隔離された環境で自分を深めることができた一方で、自分の形がわからなくなる…
なし。
目下、悪魔の胸像の虜です。六芒星を首から提げ、尻尾を腰に巻きつけ、笑うことも怒ることもせず、じっと黒く黙っている。 わたしはこの悪魔をいつか笑わせてやる。高笑いでもなく嘲笑でもない、低い笑い声を眠るその間際に聞くのだ。 一匙の狂気を毎日、舌…
・Moonage DevilmentのDvil(悪魔の胸像+ヘキサグラムのネックレス) ・Moonage Devilmentの下着 ・サナトリウムの変形コート ・フサフサの付いた手袋 ・「アニコイ」四巻アニコイ (4) (角川コミックス・エース 86-19)作者: ゴツボ×リュウジ出版社/メー…
特筆すべきこともなく、立ち枯れるような時間、日々。 いいわけがない。葉は落ちてしまったが、だから、芽吹くのを待つ。 次。きっと次がある。 何も春だけじゃない。冬に咲く花だってある。冬に生る実だってある。 散々悩めばいい。孤独を愛して。
孤独、祈り、陽光、救いの日。すべては過去になった。淋しさと哀しさは海ほどに。
走る、長い道、地平線は何処にある、わからない、息も絶え絶え、脚は痺れ、肺は痛み、肩で息をする、余りにもみっともない有様を晒し、それでも行かねばならない、わたしは約束をした、彼女の元、太陽が照らす所、陽だまりの中できっと待っているから、これ…
なし。
アマリリス、掲げて、揺らす、歌う、詩。にびいろをして。 グラスは床に砕け散った。蜘蛛の巣を描く。 朝のアールグレイは心地よく、花咲くように、夢の中。 カエルの頭に王冠を。彼にきっと捧ぐべき。
なし。
不安だけが残り、溜まり、澱んでいく。
乙女。あの丘の上に咲く孤高のコスモス。 世界の片隅で誰をも恨めず、閉じている。けして、腐らず。 夢の数と星の数が同じで、ため息がひどく似合う。 美しさの為なら、刃も躊躇わない覚悟を持っている。 あなたはあなたの、あなただけの世界を創ればいいの…
「あなたとわたしは魂の双子ね。やっと巡り会えた」 黒いフリルの日傘を差した小柄な少女が現れる。彼女は目を爛々て輝かせ、折り畳み椅子に腰掛ける女に語りかけた。
少女と言われる時期をとうに過ぎた女は、しかし、乙女で、週末に公園の露店で趣味として雑貨屋を開いた。彼女は自分だけの世界が欲しかった。そして、誰と交わるわけでもなく、表現をしたかった。ゴシックな装いに身を包み、優雅を夢に見て、独り戦いを始め…
乙女は孤高の存在。 乙女はかわいいものが好き。 乙女はエレガント。 乙女は、乙女は……。 まずわたしの思うところの乙女像を確立させ、掛け合わせる題材を決めよう。乙女が何と出逢えば物語が生まれるのか。自分の「乙女」を語らず創作の中の乙女が生きるよ…
過剰に。余りあるほど。突き抜けてみないとわからない。だから、わからない。
通称「乙女企画」の詳細はこちら。 http://ideapad.jp/4141a742/view/ まだ決めていないこともあります。それでも、興味がある方はメールなりTwitterなりで参加希望の旨を伝えてください。
目標、締め切りの設定がわたしをやる気にさせる。あとは時間の使い方に気をつけないと。
次回の文学フリマには個人の新刊を出したいし、直近では三月のコミティアにパンフレットを出したいし。その他の原稿もあるし。複数の計画を並行して進めるのは苦手だけれど、やりたいことなのだから責任を持ってやっていきます。
次の文学フリマ(六月)にて合同誌を出そうと思い立ちました。 テーマは「乙女」。その人なりの乙女を表した創作文芸を出し合って一冊の本にしようと企んでいます。 各々が思う「乙女」×「個人のテーマ」で一作の掌編(枚数は未定)を書いていただきたい。 …
あなたの負った傷は何ものにも変えられません。どんな勲章よりも立派で、どんな賞よりも誉れ高い。 どうか癒すことを知らぬまま乾く間を待たず血を流し、戦ってください。 そう。これは戦いなのだから。刃を言葉に換えて尽きるまで、粉々になるまで。 一緒に…
わたしには何もない。お金、誇れるもの、人徳、ほかになんだろう。 でも、書いて、人に見てもらえて、「届いた」とき、続けてきてよかったと思う。やっぱりわたしも捨てたものじゃないと思わせられる。わたしも人並みの人間なんだ。褒められて嬉しい。 あり…
Lesson 2(ジャケットA)アーティスト: Sads出版社/メーカー: avex trax発売日: 2010/12/08メディア: CD購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (3件) を見るLesson 2(ジャケットB)アーティスト: Sads出版社/メーカー: avex trax発売日: 2010/12/08…
冒涜か安息か。夢という恐怖がわたしについてまわる。快楽に身を染め上げた先に開く扉。闇、光、そして闇。庭園に眠れ。
彼女は燃えていた。午前二時、冷たい風に吹かれる夜道で唐突に発火すると、世界のすべてを照らすかのごとく、灯りを絶やさず、体の輪郭を次第に失いながら、けれども、生きている。
わたしは幸か? 不幸か? なんだろう、幸せが感じられない。どちらかというとちょっとした不幸を抱えて常に暮らしている。でも、それでいいとも思っている。 じゃあ、なんでこんなに悔しいのだろう? どうしてもっと野心がたぎるのだろう? 好きで始めたんじ…
「今日は良き日ですか?」 「はい。己の不足と充実を同時に味わえましたから」
告知。 十二月五日日曜日。大田区産業プラザPiOにおいて開かれる第十一回文学フリマに近江舞子は出店します。 サークル位置は【L-13】。 新刊の短編集『葬列』について。 http://d.hatena.ne.jp/tatesemi/20101122#1290432519 http://d.hatena.ne.jp/tatesem…