蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

2018-01-01から1年間の記事一覧

迷悩

ふつふつと湧き上がる虚無。わたしはせっせと掬い上げ、胸に抱え、貯め込んでいる。わたしは何も持っていない。わたしは何の役にも立たない。無は罪。そんな罪悪感に苛まれる。この耳鳴りは、きっとそれを表しているに違いない。 無から生み出すこと。しかし…

学び

英語学習を三か月くらいしている。段々と耳が慣れてきたのか、少しは聴き取れる言葉が増えてきた。先日観た映画、「ボヘミアン・ラプソディ」も一割くらいはわかった。 学習方法は、NHKのラジオ放送のアーカイブが聴けるサイトで「基礎英語1」と「ラジオ英…

nobody

それは差別なのか何なのか。ずーっと思っている。考えてはいない。わたしの基準だと「思う」は抽象、「考える」は具体。具体で組み立てて抽象に還元したい。足が不自由なお年寄りのお客さんがいる。その人は車いすや杖を使わないで来る。人並みに歩けないこ…

消える

書ける出来事いっぱいあったけど、何にも書けないな。そういう書き出しで、とりあえず。3か月近く放置。ライヴの感想とか、みけちゃんにあったときの話とか、いろいろあるんだけど、そういうのの後って必ず疲れで寝込んじゃって書けなくて、タイミングを逸…

わたしと労働 その1

昨日、遅刻をしました。「疲労がたまっており、起きられなかった」のが理由ですが、何も言い訳せず、職場に行きました。 すると店長に「『有給をとるなんて舐めたこと』しばらく控えるように。先週も遅れてきたのにそのあと有給を(新たに)申請していて、正…

感想:経済セミナーNo.702(2018年6,7月号) 特集「賃金の決まり方を経済学で考える」

経済セミナー 2018年 07 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 日本評論社 発売日: 2018/05/26 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る ざっとしたメモ ・賃金が上がらない理由のひとつ。賃金の上方硬直性の存在。賃金はいったん上げたら下げられなくなると企業…

5/15~5/17 北海道旅行記(小樽、札幌)

題のとおり行ってまいりました。初・北海道。初・自前で航空券手配。 まず「飛行機 乗り方」でググりましたよ。本当に。一度、正社員だったときに会社が手配してくれたものに乗ったことはあるのですが、自分で予約してというのは初めてなので。大手とLCCの中…

感想:ekoms presents TWOMAN LIVE「Maison book girl × アーバンギャルド」 at 渋谷WWW

アーバンギャルドの四月に発売されたアルバム『少女フィクション』が余りにも良く、また、同月の中野サンプラザ公演に行けなかった悔しさから、直近のライヴに行こうと思い立ち、体感してきました。 アーバンギャルドは、わずか八曲、四十五分とという短さで…

感想:ブリューゲル展-画家一族150年の系譜 at 豊田市美術館

www.museum.toyota.aichi.jp 行ってきました。観てきました。 ・まず、およそ四百年も前のものがこうしてきれいに存在していることに驚き ・花とか鳥とか、細かいところまで描き込まれているものが多い ・「視点」について考えさせられた 総じて、ブリューゲ…

愛はしまむら

突然、一万円をもらえたとします。ただし、使途が決められていて、ファッションに使いなさいと言われたとします。貴方は何に使いますか? たとえば、貴方はしまむらが好きだとします。でも、一万円もあるし、せっかくだからDiorのハンカチ(あるかどうか知り…

感想:清春 『KIYOHARU TOUR 天使の詩 2018 LYRIC IN SCARLET』 at 名古屋 ボトムライン

・本編 『夜、カルメンの詩集』-「貴方になって」+「罪滅ぼし野ばら」、「ベロニカ」、&「聴いたことあるけれども曲名を忘れたやつ」(順不同)の十二曲。 ・アンコール1 「wednesday」、「club「HELL」」、「confusion」 ・アンコール2 「貴方になって…

慢性蕁麻疹(まんせいじんましん)

おとといくらいから、右手の小指の爪の付け根あたりが腫れ上がって、何かに触れるだけで痛かったのです。 二週間くらい前にも、左手の中指で同じ症状が起きていました。そのときは、一週間ちょっとで自然治癒しました。ただ、爪が酷いことになりました。 だ…

うつ病だけど働いている僕は障害年金をもらえるか? その10(終)

akinosora.hatenablog.jp お久しぶりです。ほぼ三か月ぶりにこのお話。 タイトルでわかりますよね。ごく親しい人たちにはお伝えしていたのですが、三月八日付で障害年金を受給することが決定しました。この知らせは三月十六日に届いていました。そして本日、…

The Society for the Prevention of Cruelty to Long-haired Men

障害者枠で求人をしているところがあったので、応募する前に念の為、確認の電話をしてみた。「自分は長髪の男性ですが、大丈夫ですか?」と。こんなことを尋ねるのは本来ばかばかしいのだけれども。すると、やっぱり「ダメです」との回答を得た。 なぜ、女性…

ごった煮

言葉にするのは難しい。なんて、簡単に言ってしまっている。これは、矛盾をはらんだものの適切な言葉のような気もする。しかし、そもそも本当に適切に表現できる言葉などあるのだろうかとも考えてしまう。 今日はいつも行くDeity's watchdogでMILK BOYのPAIN…

けものフレンズとBLACK LAGOONと

ネットもテレ東で3/31まで無料配信されている、「けものフレンズ」を全話見ました。 video.tv-tokyo.co.jp 実は、一話と最終話しか見たことがありませんでした。今回、これを見て、やさしい気持ちになれました。愛だなあって。 一方、Amazon Prime Videoで配…

美学

ベンジーは歌った。ガソリンは「匂い」ではなく「香り」だと。 たとえば、僕の目に映る何か。僕には美しかったとしても、貴方の目には汚く映るかもしれない。 そのあたり、脳はどうやって学習して判断するようになっているのだろう。 この赤が、貴方と同じ赤…

先月の上旬、階下の住人が亡くなった。死因はわからない。別に知りたくない。 昨日、父方の叔父(つまり父の弟)が亡くなった。がんが進行していたらしい。 父は幼いころ、これまた幼い妹を亡くしている。産みの母も亡くしている。 僕の両親共に、その両親を…

体調不良のお客さんに対して入店を断っていいものか?

僕は、ブックオフみたいなところで働いています。いろんなお客さんがいらっしゃいます。 半身が不自由で且つ車椅子を利用されている方に対しては、レジの外まで出てお会計の手助けをします。 目が不自由な方に対しては、探しているものをお聞きして、探して…

感想:MASSIVE Vol.29

MASSIVE (マッシヴ) Vol.29 (シンコー・ミュージックMOOK) 出版社/メーカー: シンコーミュージック 発売日: 2018/02/28 メディア: ムック この商品を含むブログを見る 清春さんへのインタビュー記事。 いつものように曲の解説はなく。だいたいそんなものは要…

感想:清春『夜、カルメンの詩集』

夜、カルメンの詩集(初回盤) アーティスト: 清春 出版社/メーカー: 日本コロムビア 発売日: 2018/02/28 メディア: CD この商品を含むブログを見る とっかかりやすい「スパニッシュ」というキーワードは僕にとってどうでもよく。 弦楽器が入っているからか、1…

麻のコート

前回の日記から三日空いてしまいました。時間があるにもかかわらずサボっていたわけではありません。 二十四日。一歩も外へ出ず、何も食べずに眠りこけていました。一回二度寝をすると延々と眠ってしまうのです。何度も起きて、何度も夢を見て。 二十五日。…

It's My Life

他人事ではないこと。しかし、すべてを自分のこととして受け入れてしまったら、許容量を超えてしまうだろう。いつも思う。線引きのことを。 たとえば、どこからが空でどこまでが地上か。地上何メートルから、という定義があるのだろうか。仮に地上三千メート…

美術から

美術(若しくは芸術全般)はそれそのままあって。でも、鑑賞した者は言葉に変換して捉える。 いつも言葉がある。ついてまわる。逃げられない。 言葉は武器にもなるし、防具にもなる。魔法にさえなる。アクセサリーとして使ったっていい。変幻自在。使う人の…

感想:美術手帖2018年3月号 特集「言葉の力。」

美術手帖2018年3月号 作者: 美術手帖編集部 出版社/メーカー: 美術出版社 発売日: 2018/02/17 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 僕は東日本大震災にピンときていなかった、らしい。あれだけの津波被害や原子力発電所災害を他人事だと思っていた、…

楽しいことを

ふと気づいた。僕の暮らし、「楽しいなあ」と思うことがあんまりない。 ライヴは楽しいよ。でもそれは、ハレであって、日常ではない。 そして、日々、移動中も労働中も音楽に浸かる生活だけれども、マイナスをゼロにすることだから、楽しみとは、たぶん、違…

溺れる

冬の闇の深い夜、桟橋のようなところに居た。そこがわかったのは後になってからだったが。 僕は、何を思ったか、勢いよく軽やかに大きく跳ねて前に進み、着地する。 と、眼前は川であった。危ないところだった。ここで今居るところが桟橋だと認識した。 後ろ…

ゆるい目標

たびたび語りますが、僕は国語の成績が良くありませんでした。どうして今のように文章が書けるようになったのか…… 振り返ってみると、作文の技術を習った覚えがありません。もしかしてそういう授業があったのかもしれませんが、少なくとも僕には身につきませ…

感想:清春 『KIYOHARU 25 TIMES DEBUT DAY』 at 岐阜 club-G 二月九日

お昼には岐阜に到着。ライブハウスの近くの喫煙所から戻ろうとしたら、裏口で何やら清春さんがテレビカメラの前でインタビューを受けている模様。僕はそれを遠巻きに眺めていました。すると、インタビュアーの人と一緒にどこかへ。 物販では会場限定CDとショ…

シャガール展 三次元の世界

シャガール展。あまり目立って紹介されてこなかった彫刻作品(また、ほかの立体物も)を中心? というか推している展示。絵もいっぱいありましたが。 ぼんやり行くつもりだったところ、先に立ち寄ったDeity's watchdogの店長さんがシャガールをお好きだった…