僕は東日本大震災にピンときていなかった、らしい。あれだけの津波被害や原子力発電所災害を他人事だと思っていた、ようだ。
当時、怖いと感じていた筈なのだが、所詮メディアの向こう側の出来事だと矮小化して捉えていたみたいだ。そんな記憶が呼び覚まされた鼎談に始まり、様々な言葉と美術・芸術とのかかわりに関するインタビューが掲載されている。
みんな教養があるし、深く考えていて賢いなあという、レベルの低い感想しか言えない。
役立ちそうだったのは、「短歌をつくってみよう。」という誌上ワークショップ。実際に短歌をつくろうとは思わなかったけれども、手法・技術は取り入れたい。
僕はできることを、思えることをやるしかない。そして、この言葉が届く範囲にいる人に伝わればいい。革命を起こそうだなんて大望はないのだから。