蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

 しばらくサボっていた『マンキュー入門経済学』を五十ページくらい読み進めた。マクロ編。
 財政赤字は国民貯蓄=投資を減らし(クラウディング・アウト)、経済成長を悪化させるからいけないのね。だから政府は財政赤字を減らそうと躍起になっているのか。しかし、その為に安易に増税をしては本末転倒で、経済成長を悪化させてしまう。本文にはクリントン政権では両党が協力して財政黒字を達成したとあったけれども、どうやったのだろうか。
 高校で習うような経済学って、景気変動サイクルの名前とか貨幣の三つの役割とか、わりと些末なことだったんだな。補足で覚えておけばいいんじゃない、程度の。それよりもこの本の最初に載っている経済学の十大原理を教わったなら、人々の経済学に関する意識がもっと違うものになるだろうに。