2010-06-08 ■ 日記 日記 彼女は話すのがひどく苦手だった。相手に意見を求められても、その場で答えを返せない。頭の中にまるで考えが浮かばないのだ。苦痛だった。だから、彼女は人から離れ、孤独を選んだ。ひとりになって、向き合うのはキーボードとモニター。指で打つ文字だったら自分の思いを表すことができた。素晴らしい発見。彼女は表現したくてたまらない。意味なんかない。雪が降るように。