ありのまま、を疑う。何処までがありのままで、何処からが飾りなのか。
ありのままでいい。飾っていたっていい。では、どっちでもいいということになる。
本当にそうだろうか。どちらかというと、飾るほうが好きだ。それは武器でもあり、防具でもあり。
拳だけで戦うのは、わたしはいささか弱すぎる。
戦う。何と。敵は世界か。否、あなただ。
ひっきょう、わたしが求めるのは相対的なものだ。
綺麗ごとを否定しない。むしろ、好き。けれども、あなたを蹴落としてでも行きたい高みがある。
しかし、それも本当だろうか。嘘をついていないだろうか。手を取り合って行けやしないか。
眠りだけが忘れさせてくれる。