蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

 相変わらず見えない敵と戦っている。馬鹿だ。
 精神の格闘のたとえではなく、単純に戦いの相手の名を知らないということ。
 自分の中にいる筈なのに、わからない。まず己も知らないままだから。
 勝ち負けじゃないだろうけど、負けたくない。勝たなくちゃ。
「世界が美しかった」と心置きなく言って去れる日を夢見ている。
 悔いを残さぬよう。夢を叶えるよう。
 あなたに見せたい。わたしも見たい。
 そして、星になって。