今日は二軒、本屋さんに行ってきた。一軒は丸善。最果タヒ氏の新著『コンプレックス・プリズム』のサイン本を買う為。もう一軒は、古書店「ビブリオマニア」で何かあれば、と。
ついさっき、『コンプレックス・プリズム』の「はじめに」のところを読んだ。なんて刺さることを書くのだろうと驚いた。楽しみだ。
ビブリオマニアで買った本は、寺山修司『幸福論』、太宰治『人間失格』、ボオドレエル著・鈴木信太郎訳『悪の華』、大岡昇平編『中原中也詩集』。『幸福論』を除けば、すべて読んだことがある。しかし、お値打ちな古本で雑に読めるだろうと思って買った。取り扱いが雑、の意味でなく、ふらっと読み始めて途中で止められるという心理的ハードルの低さを思ってのことだ。
特に、『人間失格』については、太宰治の全集を持っているが、そこだけ読みたい場合、少し手間なのでありがたい。それに、「人間失格」は何度も相対しなければならぬと思ったこともある。表紙がダサいのが気がかりだが。