労働が始まって、創作が止まった。
一日に一つのことしかできない。
労働がない日も寝てばかり。
何とかして日記を残すだけ。
「善人も悪人もいない。ただ、人には善い面と悪い面があるだけで、時と場合によってそれぞれ違う顔を見せる」
これがわたしの持論。
わたしの大嫌いな人——民主的に国民の多数から間接的に選ばれた我が国の宰相——だって、知らないところで善い行いをしているのだろう。
しかし、だ。彼と彼の取り巻きどもは、ルールも守らないどころか、犯罪をしている可能性が高い。既に国家を滅茶苦茶にしている。すぐに退場すべきだ。
「美しい国」
彼はそう言う。
だが、個人の美意識は組織において逆効果で、その最たる例がナチスだ。損得勘定で動いたほうがかえってシンプルで良い結果を生む。
何度でも唱えよう。投票に行くだけが、政治参加じゃない。
午前八時前には起きていた。早々に出かける。
狙いをつけていたお店では、気に入るスーツが見つからず、結局、サイズだけ確認しオンラインで注文。
そしてまた、早々に帰宅。午後一時半くらいか。部屋を暗くし、音楽や雨の音を聞きながら詩作に励む。
三時に吉報あり。
*
昨夜は調子がのっていて、詩を十篇も書けた。
やはり書けると万事調子が良く感じる。創作に向かえるのが楽しくて仕方がない。
正社員として働いていたあの頃と比べると随分と、生活水準は落ちたし、お金の心配をしてばかりだし、社会に対しては落胆しているし、暗くなる種が山ほどあるけれども、今のほうが自由だし、「生きている」感じがする。幸せ? それはわからない。
坂本真綾『今日だけの音楽』の表題曲がとても良いです。命令形が嫌いじゃなくなった。