蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

 自分の書いている小説の傾向を他人に説明するならば、と考える。
 その一つに「人間は醜いから、美しくて愛おしい」というのが思い浮かんだ。
 それで、

 君は誰よりも美しくグロテスクだ

 というPIERROTの「ネオグロテスク」の歌詞を連想した。
 一言で表せるのなら小説は要らないけれど、なんとなく。