手紙。
誰に何を届けたいのか。
例えば、為政者に怒りを。例えば、片想いの人に恋心を。
明確にしよう。
自分のTweetより引用。
小説にメッセージをこめることについて、考えた。末に、思いついた。
わたしはこれまで「メッセージ=テーマ」みたいに捉えていた。
そうではなくて、誰に宛てて、何(どういう思い)を届けたいのか? それがメッセージなのだろう。
あなた、あなた、あなたと、わたしはいつも言ってきた。でも、実際は全然、あなたを見ていなかった。想っていなかった。
気付いたのは、「天使の詩」――これは、「小さな詩」に改題予定――を世に出してしばらく経った最近のことだ。
この作品で、姉に感謝の気持ちを表したかった。照れくさくて直に言えないから。
別に誰かに特別褒められた、評価があった、なんてことはなかったけれども、自分の中で手応えがあった。だから、振り返って考えた。
野ばらさんが言っていた、作品は「手紙」。その意味がようやく腑に落ちたのでした。