蝶になったあの日から

乙女心と秋の空 / HEAVY MENTAL HERTZ

感想:曽田正人『Change!』4巻

Change!(4) (KCデラックス)

Change!(4) (KCデラックス)

 

 この漫画を1巻から読んでいます。高校生ラッパーのお話です。ラップは、わたしが感じるところで言うと、落語と同じで、「巧いと感心するけれども、おもしろいとは思わない」ものなのですが、この漫画はおもしろいです。

 それはなぜか。文字で自分のペースで読めるからです。これが音楽になってしまうと、言葉として何を言っているのかわからないし、速くてついていけません。

 また、漫画ですから大きなストーリーがあります。だから、この作品のラップをおもしろがれます。

 4巻では、ラップバトルは「(和歌の)贈答歌や歌合を超高速・即興でやるようなもの」と主人公の父が表すのですが、そこに日本人が広い意味の「歌」を好む歴史を感じました。お薦めです。